徹底解説!一軒家の遺品整理の料金相場と、費用を安くする5つのポイント

遺品整理をプロにお任せしようか悩んでいる方の中で、気になることの一つが費用のことではないでしょうか?中でも一軒家丸ごと片付けを依頼するとどれぐらいになるのだろう・・・?と心配な方もみえると思います。そこで今回、一軒家の遺品整理をお考えの方に、料金相場や費用を安くする5つのポイントをお伝えします。
私たちは愛知県豊田市で7年間、遺品整理業務の思いで整理.comを営んでおります。7年間の経験や知識を活かして徹底解説しますので、是非最後までご覧下さい。

一軒家の遺品整理の間取りごとの料金相場

一軒家の遺品整理の料金相場を図にしました。一軒家で1LDKはあるの?と思われるかもしれませんが、住宅総合サイトで物件を検索してみると、1DKや1LDKの戸建ても存在します。
その為1DKから順番に間取りごとの料金相場を表にしています。一般的には一軒家の間取りは3LDK以上が多いようです。
こちらの料金相場は、まとめサイト5件の平均値と私達の今までの経験をもとに算出しています。参考までに作業人数や作業時間も目安として記載しています。

間取り 料金相場 作業人数 作業時間
1DK ¥50,000円~¥160,000円 1名~2名 半日~1日
1LDK ¥70,000円~¥220,000円 2名~3名 半日~1日
2DK ¥90,000円~¥280,000円 2名~4名 1日
2LDK ¥120,000円~¥320,000円 3名~6名 1日
3DK ¥150,000円~¥430,000円 4名~8名 1日
3LDK ¥170,000円~¥600,000円 5名~9名 1日~2日
4LDK ¥220,000円~¥750,000円 6名~10名 1日~3日
5DK以上 \300,000円~ 8名~ 2日~

料金の幅が広すぎて参考にならない、という声も聞こえてきそうなくらい料金幅がありますね。しかし、今まで行った一軒家の料金幅は実際にこれくらいでています。
荷量によってずいぶん異なりますし、庭や倉庫の有り無しによっても差がでてきます。

①1LDKの遺品整理の目安は7万円~22万円

1LDKの遺品整理の料金相場は¥70,000円~\220,000円になります。
1LDKの一軒家も存在すると先に書きましたが、総合住宅サイトを見ると、例えば愛知県の中でも新築で64件と中古で28件見つかりました。
1LDK+1S(納戸)という間取りもあります。Sとは納戸のことです。「居室」の定義が建築基準法で細かく定められており、8畳でクローゼット付の部屋でも「納戸」になることがあるようです。その為大きめの納戸がある方は、2LDKの相場を参考された方が良いかと思います。ちなみに最近では、1LDK+3S(納戸)という間取りが多くみられるようになりました。

②2LDKの遺品整理の目安は12万円~32万円

2LDKの遺品整理の料金相場は\120,000円~\320,000円です。
2LDKの一軒家も全体の中では少ない方ですが、土地の狭い都市部ではみられます。これくらいの広さであれば、よほどの量でない限り2名で実施して1日で完了します。

③3LDKの遺品整理の目安は17万円~60万円

3LDKの遺品整理の料金相場は\170,000円~¥600,000円です。
3LDKくらいまでだと、1日で完了することが多いです。しかし1日で終わらずに2日間かかるような量だと、その分人件費や車両費もかさみ高額になっていきます。

④4LDKの遺品整理の目安は22万円~75万円

4LDK以上の遺品整理の料金相場は¥220,000円~¥750,000円です。
住宅総合サイトで東京都、大阪府、愛知県、福岡市どこを見ても4DK,4LDKが一番のボリュームゾーンでした。ここに当てはまる方多いのではないでしょうか?
22万~75万はかなりの幅がありますが、今までの経験からすると正直中心帯は30万~50万です。
ゴミ屋敷であったり家兼作業場であったりと特殊な場合は、70万を超えることもありますが、一般的なお宅であればここまでいくことはないと考えてよいでしょう。

一軒家の遺品整理を業者に依頼するメリットとデメリット

徹底解説!一軒家の遺品整理の料金相場と、費用を安くする5つのポイント料金相場をみて頂き、一軒家を丸ごと片付けるのはけして安い物ではないことがわかったと思います。では、費用を支払ってまで業者に依頼するメリットはあるのでしょうか?
一軒家の遺品整理を業者に依頼するメリットデメリットを表にまとめました。

メリット デメリット
・短時間で終了する
・精神的、肉体的に負担が少ない
・遺品買取・供養も同時に行ってくれる
・簡易清掃込みの業者も多く綺麗にしてくれる
・遠方での作業も来てもらえる
・費用がかかる
・遺品整理業者とのトラブル

メリット

まず一番のメリットは、精神的・肉体的に負担が少ないということではないでしょうか。
ご自身で整理をするのは想像以上に大変です。作業内容としては、いるものといらないものに仕分け、ゴミの分別から処分まで行いますが、荷物運びは重労働です。力持ちが1人はいないとなかなか大変です。時間もかかりますので、働いている方にとっては時間を作ることも必要になってきます。
故人の遺品整理をしていると、思いでの品や愛用していた物を見つける手がとまり、なかなか進まないという話も良く聞きます。私の両親はまだ元気ですが、自分にその時が訪れたら辛いだろうと想像できます。
ですが、いつまでたって片付けられないまま・・・ということにもなりかねません。いつかは誰かが整理しなくてはいけないのです。
気持ちの整理がついてから遺品整理の実施をしても思いますし、早めに整理してその後でも十分に故人に思いを馳せることもできるのではないでしょうか。

デメリット

やはり一番のデメリットは費用の面でしょう。ですが言い換えれば、この費用分の仕事を自分達でこなさなければならない、ということです。
ましてや一軒家ですと一人では難しいと思いますので、兄弟や親戚と一緒に行うことになると思いますので、みなさんと相談してみて下さいね。
もう一つの遺品整理業者とのトラブルですが、具体的には高額請求をされたり不法投棄をされたりといったことです。遺品整理業は資格がなくても開業できてしまいますが(遺品買取りには古物商許可が必要です)、遺品整理士認定協会の認定資格である『遺品整理士』というものがあります。専門的な講義を受けて取得しますので、遺品整理士が在籍しているかどうかも確認してみるとよいでしょう。

遺品整理の実例費用を公開します

それでは、次に過去の一軒家の遺品整理の実例費用を3つ紹介していきます。

①愛知県 豊田市 3LDK  ¥320,000円

作業場所 愛知県豊田市
間取り 3LDK
作業人数 4名
作業日数 1日
特記事項 仏壇の閉眼供養
料金 \320,000円
愛知県豊田市にて一軒家の遺品整理のご依頼でした。荷量は平均的で、4名で1日で完了しました。仏壇がありましたので、出張での閉眼供養と仏壇処分も手配させて頂きました。

②愛知県名古屋市 4LDK ¥380,000円

作業場所 名古屋市昭和区
間取り 4LDK
作業人数 5名
作業日数 1日
特記事項 遺品整理後に家屋解体工事の実施
料金 ¥380,000円
ご遺族の方は県外に住んでおり、ご実家の遺品整理のご依頼です。住む人がいないとのことで、遺品整理後に解体工事も実施させて頂きました。解体工事を一緒にされる場合、遺品整理費用を安くすることが可能です。理由は2つです。取り壊してしまうので、養生をする必要がないことと、木製の家具と鉄クズは片付けずにそのままにしておいていいので、その分は費用が安くなります。

③愛知県みよし市 5LDK+倉庫+庭 ¥650,000円

作業場所 愛知県みよし市
間取り 5LDK+倉庫+庭
作業人数 8名
作業日数 2日
特記事項 庭の片付けと倉庫有り
料金 ¥650,000円
5LDKでとても立派なお宅でした。田舎の方では、5LDK以上の家も多く見られます。部屋数や荷量も多く、さらには大きな車庫がありました。1日では終わらず、4名で2日間かけての片付け作業となりました。

 

一軒家の遺品整理を安くする5つのポイント

一軒家の遺品整理を少しでも安く実施したいものですよね。
そこで、ご遺族の負担を抑える為にも一軒家の遺品整理を安くするポイントを5つ紹介します。

①売れる遺品がないか

遺品を売ることで、その分を整理費用に当てられます。なかなか、思いでの品を手放せないという気持ちもあると思いますが、これを機に整理していく事は気持ちの整理にも繋がります。次の人に大切に使ってもらえるのであれば、捨ててしまうよりもいいと私は思います。
最近は個人で簡単に参加できるオークションアプリ等ありますので、得意な方はご自分でされると一番良いと思います。時間もないし、何が売れるかもわからない、という方は是非思いで整理.comにお声がけ下さい。リサイクル業を営む会社が母体の為買取りには自信がありますし、御遺品の中から価値あるものを探し出すことも得意としています。

②自分達で片付けできるものはしておく

「片付けできるものはしておく」と言われても何から手をつけていいのかわからないと思いますが、まず一箇所場所を決めて実施してみて下さい。
例えば物置の中だけ、キッチン周りだけ、リビングだけという風に、まずは1箇所を目標にすることをおすすめしています。

③一緒に遺品整理に参加させてもらう

体力に自信のある方は、お手伝いしたいと相談してみましょう。その分人件費を安くしてくれるかもしれません。
業者さんによって断られる場合もあるかもしれませんが、相談してみるといいと思います。
作業自体は体力がいる仕事です。特に夏場は熱中症の危険もありますので、業者さんと相談しながら、無理はしないようにだけ注意して下さい。

④複数の業者から相見積もりをとる

見積りは1社だけでなく、最低3社から見積もりをとることをおすすめします。そうすることで金額の比較はもちろん、詳しい内訳も見て比べることが出来ます。
見積担当の方に、わからないことや不安なことを聞いてみて、その対応や返事を見て聞いて、信頼できそうか見極めるもの大事だと思います。

⑤生前整理を検討してみる

これは、将来的に遺品整理を考えている方にしかあてはまりませんが、親が元気な内に一緒に生前整理をすることも一つの手です。

一軒家とアパート・マンションとの遺品整理の違い

ここまで、一軒家の料金相場や安くするポイントを説明してきました。
では『一軒家』と『アパート・マンション』の遺品整理では何が違うのでしょうか。料金や作業内容に何か違いがるのかを説明していきましょう。

一軒家は階段が少ない為費用が安くなりやすい

一軒家は低層階ですので、アパート・マンションと比べ階段の登り降りが少なく、作業がしやすい特徴があります。また、搬入路も広いと作業もしやすくなり、その分料金が安くなる傾向にあります。

駐車スペースが確保できるかどうか

駐車場がある場合は、車両も止められますし積込作業もスムーズに出来ます。作業する私達にとっては、とてもありがたい環境で、料金が安くなることに繋がります。

収納場所の多さの違い

一軒家は、屋根裏部屋、階段下収納、床下収納、イナバ物置、押し入れ等、収納スペースが多くあります。
今まで遺品整理をさせて頂いた一軒家も、本当に物が多いという印象です。みなさんの実家はどうでしょうか?私の実家を思い出しても、雛人形に来客用布団、昔のアルバム等思いつくだけでも荷量の多さは想像できます。仕方のないことですが、長年住んでいるとどうしても物が多くなります。

仏壇の有無

実家には仏間があって、大きな仏壇がある方が多いのではないでしょうか。最近はコンパクトな仏壇が多いようですが、昔は大きなものが主流でしたよね。仏壇をどうするのかも考えなくてはいけないことの一つです。アパート・マンションでももちろん仏壇はありますが、傾向として一軒家の方がよく見られます。
さみしい気持ちもしますが、仏壇は遺品整理の際に処分する方が多いです。処分するにしても移動するにしても、閉眼供養をする必要があります。ご自身でお寺さんにお願いしてもいいと思いますし、思いで整理.comでは提携してるお寺さんがいますので、こちらで手配することも可能です。出張で来ていただき、閉眼供養して下さいます。

遺品整理後に家屋の解体工事をする方はお得に!

一軒家の場合、遺品整理後にそのまま家の解体工事をされる方がみえます。アパート・マンションではないとこなので、これは一軒家の特徴といえます。
実例費用の紹介にもかきましたが、解体工事を一緒に実施する場合は、費用を安くすることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。一軒家の遺品整理の料金相場と費用を安くする5つのポイントをお伝えしました。
一軒家の遺品整理の料金相場の中心帯は30万~50万ということがわかりました。業者にお願いする場合は、費用を安くする5つのポイントのうち、取り入れられそうなものは是非活用し下さい。①の遺品買取りや④の相見積もりを取ることなどは取り入れやすいですよね。
業者選びだけ間違えなければ、私はプロにお任せすることにデメリットはほぼない思います。ご家族とも是非相談してみて下さい。
私達思いで整理.comは、少しでもご遺族様の力になりたいと考えています。相談だけでもかまいませんので、お気軽にお問い合わせ下さい。